ヘルペスとは
ウイルス感染が原因となり、皮膚に小さな水ぶくれが集まって炎症を起こす疾患です。
体のどこでも感染し、部位別に、⼝唇ヘルペスや性器ヘルペスなどと呼ばれます。
⾵邪や発熱、疲れやストレスなどで免疫⼒が落ちた時に発症しやすい疾患です。
⼝唇ヘルペスの場合、最初に唇にチクチク・ピリピリという違和感があった後、痛みを伴う⽔ぶくれが数個できます。
ヘルペスの症状
皮膚、口、唇、目、性器などの・かゆみ・ムズムズ感といった自覚症状が始まり、半日程度で赤く腫れます。
自覚症状が現れてから2~3日で赤く腫れた部位に水ぶくれができます。
初めて感染したときは、ウイルスに対して免疫を持っていないため、発熱を伴うこともあります。
また、性器ヘルペスの場合、かゆみを伴った1〜2mmの赤いブツブツや水ぶくれ、皮膚のただれなどもみられ、強い痛みと発熱が伴うことも多いとされています。
再発した際は初感染の場合よりも症状は軽いことが多く、治るまでの期間も短くなります。
ヘルペスの原因
「単純ヘルペスウイルス」の感染により発症します。
ヘルペスウイルスは、一度感染した後に体の神経に息をひそめる性質があり、一度治っても体調不良など免疫力の低下しているときに再活性化して症状が繰り返し出てくるのが特徴です。
ヘルペスの治療
抗ヘルペスウイルス薬での治療は、症状が出たらできるだけ早い時期に始めるのが望ましいとされます。
外用薬
抗ヘルペスウイルス外用薬を使用します。
内服薬
内服抗ヘルペスウイルス薬を服用します。
重症の場合や内服薬が効かない場合には内服薬の変更や点滴注射、入院治療が必要になることもあります。